2014年03月06日

2014年02月24日

ソチと安部公房と解放系プログラム


ペルー、アメリカ、そしてソチでもイルカが大量死してます

2週連続の大雪騒ぎでやはり疲れていたのでしょうか、下書きの整理をしてたらアップした記事も一緒に消してしまいました。まあ、消えていい内容だったのかな?

普段はオリンピックはノーマークなのですが、大雪情報を拾うついでに目にするソチ・オリンピック情報、ついつい乗せられちゃった感がちょっとありました。

しかし、書きながら常に安部公房のこの本が妙に気になってた・・

http://d.hatena.ne.jp/chame_dt/touch/20101018

20年前頃、安部公房はわりと好きで文庫本はほとんど買ったけど、どこにしまったやら?

そうしたら今朝、物置の中で発見。あらためて読むと目からうろこで、単にオリンピックが国家的集団化の儀式として利用されているというの安易な発想ではなく、人と動物を隔てる「ことば」の功罪についての考察がすばらしい。

条件反射で有名なロシアのパブロフは、「言葉」を一般の条件反射より一次元上の条件反射だとみなしていたそうで、なるほど、パンケーキブームも「女子力アップの~」という「ことば」に反応しているのね。

そして、その「言葉」の発生には、地球の自転に似た力場が作用していて、すなわち、言語学者チョムスキーに言うところの「普遍文法」、動物の本能行動とかなり似通ったところがあるのです。

しかし、人間は「ことば」をもったせいで、動物なみの「本能」とは切り離されてしまった。

動物がある種の物体をみて、ただわけもなく逃げ出したい「気分」になるのは、「本能」であり、遺伝子レベルに組み込まれたプログラムによる行動誘発、もしくは抑止のシステムなんだけど、

「ことば」を獲得した人間は、そういった素直な反応は出来ず、いったん「ことば」のフィルターを通して、意味の信号に転換してから行動の選択をする・・んです。

つまり、パンケーキ食べたくなくても女子力アップの意味に変換して食べる選択をしちゃう。

公房さんはこれを、つまり「ことば」を行動刺激の信号にすることで、人間は創造的プログラムを持つにいたったわけですと、言ってます。

本能で行動する動物のプログラムが、人間においては解放系になったというわけです。

だから、文化芸術や科学技術が発展したわけだけど、その「ことば」の代償として同種殺害能力が、いくつかの本能の放棄とコミで獲得された。

しかし解放系プログラムならば、新たに「ことば」で創造的で平和な個性化の道へとプログラムを修正することは可能なんだけど、

ここにおいてオリンピックや国際スポーツ、式典などの儀式化が問題になるのですが、安部公房さんによると、いっぱんに「集団化の儀式」は、「ことば」を眠りにさそう手続きであり、

じつは蛇口を開ける刺激ではなく、逆に閉じる刺激なのです。蛇口よりゴム紐のたとえのほうが分かりやすいかもしれない。「集団化」の信号は、力いっぱい伸ばしきったゴム紐から、手を離すように命じているのです。分散化や個別化を「ことば」の緊張状態だと考えれば、こちらは休息状態だとも言えるでしょう。

つまり「ことば」による解放系DNA進化の可能性を冷却させられているというわけですネ。だから大雪ふったのかな?で、疲れちゃってオリンピックで休息したかった私・・

なーんてテレビないのでちゃんと見てないんですが、例のフィギア騒動はネット記事での大合唱読んでるだけで、おそるべき眠り薬のちからを実感しました。

安部公房さんは20数年前の時点で、

ぼくはけっして技術万能主義にくみしているわけではなく、たとえば「擬似集団」の無制限な製造機であるテレビに対しても、かなりの不安を感じてます。また核兵器を含むすべての兵器、環境を破壊し汚染している巨大産業が、すべてシャーマンに対する企業献金によって成り立っていることも知ってます。

と、記してるけど、テレビをネットに置き換えても同じことだと思う。で、シャーマンって誰?「知ってます」って、かなり断定的ですね。

人間が「ことば」を手に入れるために支払った代償のなかに「集団化」の本能だけは入ってなかったらしい・・とも言ってますが、

ノーベル文学賞に最も近いとされながら(もらっても多分辞退しただろうけど)68歳で早逝した、医者にならなかった東大医学部卒のSF作家の安部公房さんの作品の数々を、今こそ読みかえしてみようと思いました。


  


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2014年02月19日

山梨県記録的大雪と去っていった南岸低気圧



こうやってみると、山梨県って本当に富士山の裾野なんですね。
北杜市清里は標高1300mでスキー場もあるのですが、それほど雪は降らないので人工降雪機使ってます。

旦那はかれこれ10年近く、仕事もかねて週1~2回通っているのですが、今回の大雪は、地元の人も「こんなのは初めてだ」とア然・・

とにかく、除雪されてない道は4駆でも全然ダメ。14日から清里にいた旦那ですが、18日やっと中央高速が開通しても、歩いて5分の国道141号線まで「出られない」状態。

かなり頑張る人なので、普通の積雪なら一人で雪かきして脱出するのですが、2,3日はかかる量でギブアップ。幸い、駅には徒歩で行けるので電車で帰るつもりでしたが、

問い合わせたところ、小海線は線路は1m以上積もったままで動く見込みなし。

19日からは三度、南岸低気圧が来るという予報に、「このまま帰ってこれなくなるかも・・」と、さすがにあせるface04

残るは、タクシーで韮崎まで行きレンタカー借りるしかない。しかし、レンタカーは全部出払っているという八方ふさがりの状況に、突然、それまで冷静に自宅でナビゲーターをしてきた妻は、

すごい、怒りがこみあげてきて、夫婦喧嘩炸裂。

「止めても絶対聞かないから言わなかったけど、あんな日に出かけるなんてバカよ!」
「そんなバカとはさっさと離婚すればいいだろう!」

と、ガチャンと携帯が切れたのでありましたicon07

実はその前日、左奥歯が痛くなって、バッチフラワー飲んで、びわの葉エキスと手かざしで痛みはとれたのだけど、フラワーエッセンスの好転反応なのか、本音の怒りが出ちゃたんですぅ~

と、その30分後、旦那から携帯で、レンタカー確保できたし、今回のことで親しくなった左隣に住む出版関係の人が、「東京で大事な会議があるので割りカンで行きませんか」と言ってきたと朗報。

「やったー帰ってこれる、しかも半額で!」と、気を良くしてアップルパイ焼いていたら再び携帯鳴って旦那から・・

で、なんと車で脱出できて今は141号線を走ってるという・・・

タクシー乗りに駅に出かけようとした寸前に除雪車が来たそうです。車のまわりだけお隣さんと懸命に雪かきして10分で脱出成功。

お隣さんの方は、「もう会議は終ったから来なくていい」と言われたそうで何たるタイミング。同じ頃、南岸低気圧は、犬も食わない夫婦喧嘩とともに去っていったのでありま~すicon01

中央高速の渋滞もなく無事八王子に帰れたのだけど、まさか4日もかかるとは・・・だって、




これは、今年のお正月の八ヶ岳倶楽部。手前の初老の紳士はオーナーで俳優の柳生博さん。を、フォーカスした!じゃなくて、屋根の雪を見るとほとんどナシ。柳生さんの髪と同じく雪が少ない状態だったのです。

そこに突然ドカンときて極端すぎます。極端といえば米国は、東では大雪と寒波、洪水の懸念で、西では記録にないほど強烈な干ばつという極端な二分化現象です。


In Deepサイトより

このアメリカの大雪が人工的なものだという説がありますが、今回の南岸低気圧の大雪の対処に落ち度はなかったと自民党さんは言ってるらしいけど、

落ち度はなくても悪意がある?まさかとは思うけど、くれぐれも人工降雪機はスキーのためだけに使ってほしいし、いずれにせよ、自然の力を思い知らされた記録的大雪でした。



  


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2014年02月16日

国道20号線がすごいことになってるらしい



これは甲府に住んでる友人が昨日撮った写真です。山梨県はさほど積雪量が多い状態に慣れてないので、道々はたいへんなことになっているらしい・・・

20号線ではたくさんの車が2昼夜も閉じ込められているのになぜニュースにならないの?

とはいえ、自分だって先週、身をもって体験しなければノーマークだったかも。その時の状況はここに書いたけど、これはまだ天国ともいえる程度だったかもしれない。ペットが心配!だったけど、命の危険性までは感じなかった。

http://kiyosato141.blog.fc2.com/blog-entry-23.html

しかし今回は、コンビニにも行けない、ガス欠で動けない、道で女性が凍死?

http://www.road110.com/r20/r20.cgi

それにしても日本人は本当に辛抱強い・・すごい民族だと思います。なのに、国家は?マスコミはどうなってるんだろう?

クルクル廻るフィギアとか、自分も好きなスキーのオリンピックの影にかくれて全く無視されているような気がする。これって本当に近代国家とか言えるのかしら?



夜も寝ずに懸命に除雪作業してくれる人達がいるのに・・・人員や機材は足りているのだろうか?



これは先週の清里。今回はこの杭は完全に埋もれ4駆でも動けないほどの雪らしい。

旦那は確信犯で清里に出かけてしまったので、私が家で待機して情報流しているのだけど、もし先週の経験がなければ、今回も普通に帰宅しようとしてハマッテしまったかもしれない。

大雪の際は家でおとなしくして動かないこと・・は、当然なんだけど、中には「どうしても」という人達がいるはず。

金曜日に出かけて明日は月曜日。JRも止まってるし、いつになったら帰ってこれるやら?  


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2014年02月15日

2月14日の大雪とヘヴンと羽生君



コレは先週の大雪の翌朝、ほったらかし温泉に登る山道から撮ったんだけど、富士山の手前は甲府の街並で、夜景が素晴らしいい盆地が雪色一色に染まってた。

で、一週間後、帰れなくなる覚悟で旦那だけ清里に行きました。前回は、まさか八王子まで28時間かかるとは思わなかった清里の雪だったけど、今回は「おそろしいほど」の降りかたらしい。

甲府の積雪量は史上最高記録を更新。昨夜の時点で上野原で積雪1m、国道20号線では車が雪に埋もれて、本気で自衛隊呼んでほしい状態のよう・・・

http://www.road110.com/r20/r20.cgi

先週つくづく感じたけど、情報ってひとたび何かあるとアテにならない。「運とカン」が頼りです。

日本が南岸低気圧に閉ざされた夜、ソチでは羽生君が金メダルをゲット!クルクル廻る4回転ジャンプに失敗したことを本人は気にしてるようで、結果以上にマイベストを大切にする姿勢が「運とカン」をつかむのでしょうね。

うちはテレビがないので、同じ頃、川上美映子の「ヘヴン」を読んでました。

この大阪弁のイケてる芥川賞作家の作品は初体験なんだけど、後味はともかく、羽生君のSPの滑りをおもわせる完成度の高い作品。

理不尽なイジメに耐えてる斜視の14歳の少年が主人公で、やはり「汚い」とイジメられているコジマというクラスメイトの女の子からお手紙がきて、盟友同志の交流がはじまる。

コジマは、自分が汚くしてるのは離婚した貧乏な父親との「しるし」のためであり、少年の目も「しるし」であり、それが好きだと言う。そして、決してイジメに抵抗しないことにより、いじめてる人を憐れむメンタリティを持つ。

母親が父親を最初は「可哀想な人」だから、という理由で結婚したのに、結局、お金持ちに走ってしまったことが許せないのです。

シャーガール(らしき?)の絵の中にヘヴンを見、動物好きなビンボー父さんを慕うこの「コジマ」にバチカン臭さを感じたのは、斜視の手術で目が治るという希望をもった少年を拒否したから。

「しるし」がなければ同じではない・・じゃ、

いじめる側の多数派であろうと、いじめられる少数派であろうと同じ構造です。

いじめる側ナンバー2から、「別に斜視が理由でイジメてるわけじゃなく、たまたまお前なだけだ」そして、イジメに理由はなく「したいからする」だけで、「お前は、やろうと思えば、俺達を殺すことだって出来るのにしないだけさ」と言われた少年が、結局、

目を手術して、たった1万5千円の費用で世界が変わった・・という結末なんだけど、殉教師のようなコジマより、イジメで鼻を怪我して、診てもらった医者から「新しい目をひらく」チャンスをもらったという、なかなか整合性高いお話でした。

しかし、若い子の「したいからする」は、どうして羽生君のような方向へ向かないのかな~

やっぱ教育ですかね!

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2014年02月12日

上村愛子さんの笑顔と都知事選



この写真は2月9日午前中の甲府市内。
大雪の後の空が青く、山々は輝いていました。

甲府から先、東京方面の交通が遮断されて日帰りのつもりが、
28時間かかって、清里から東京にたどりつきました。

http://kiyosato141.blog.fc2.com/

20号線が大渋滞でまるで動かないので、大月から電車に飛び乗り大正解。
八王子駅から旦那に連絡したら、まだ大月の駅近辺だと・・

こんな目にあったのははじめてですが、車の中でソチの上村愛子さんの滑りを見ることが出来ました。テレビなし生活なので、こんなことがなければまず見る機会はない。

3位の人より彼女の方が良かったと思うのですが、結果は4位。
インタビューでは笑顔だったけど、メダルが取れなかったことはやはり気にしてたみたい。

本人としては悔いのない滑りだったけど、結果は結果。
しかしメダルってそんなに欲しいのかな~

欲しいんでしょうね・・ご縁のある人には。

で、大雪で帰れず間に合わなかった都知事選。
めずらしく行く気まんまんだったのですがネ・・

脱原発の細川氏にあの小泉さんが支援。かなり怪しい構図だったけど、原発推進だけは食い止めたかったのです。

で、結果は結果。まさかのマスさん圧勝・・

ピタリと止まって動かない20号線の中で「こりゃ選挙妨害だな~」なんて話してたんだけど、しかしまあ、行かなくて良かったのかも。

選挙もオリンピックも「勝たなくちゃ」って執着すると苦しくなる。

そして、その構図は病気や死も同じかもしれない・・・昨年暮れからはじまった老犬介護(?)で、いかに自分が病気や死を恐れているかを再認識してます。

まずは、あるがままを認めることが大切なんですね~

身近にいる他者は、犬でさえ鏡になってくれるのです。
結果に執着しないで祈って手放す・・ほんとうにそうなれたら、結果は4位でも金メダルですね!

  


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2014年01月28日

暖かい炎にシャーマンの資質を想う



先週、金曜日は久々に清里に行きました。老犬蘭ちゃんには清里の冬は泊まるのは厳しいので、旦那だけで通うようなったのですが、たまには日帰りで、私も行ってます。

で、ついに蒔きストーブが設置されてました!



まずは自分たちで伐採した唐松を燃やしています。本当は、くぬぎやナラがいいのですが、あるものから燃やしていくつもりです。せっかくの省エネですからね。

で、揺れる炎をじっと見ていたら、ふいに、この文章を思い出しました。

シャーマンズボディ

自己認識に向かって開かれると、通常より傷つきやすい状態になる。

その結果周囲の誤解、怒りに悩ませられるが、一方不思議な力を無視すると、それは危険なほど増大していく。

履歴を自覚的に手放す。幼少期の夢は盟友であり、それは生涯の対決として強固なアイデンティティを手放すまで続く。
すべての出来事に潜在的な意味があることを自覚する・・過去に執着しない。

気持ちよく休める力の場。

最も大切なメタスキルは、自分自身に対する慈悲や、自分が体験していることに対する愛情のこもった関心といった、ある種の思いやりの気持ち。間違いをもたらした自分の未知なる部分に敬意を払う。

力に憑かれると、自我肥大か劣等感になる。憑かれないためには、力を受け入れ楽しみながら使う。

盟友デヴィルズ・ウィードに中毒すると、弱さを恐れるあまり、さらなる強さを求め、嫉妬深く、粗暴な人に魅力を感じ、自分も粗暴になる。一方、小さな煙はあたかかい心をもたらし、すべての人の未来を心配する。

身体のシグナルを無視すると、力を浪費し、否認し、太り、年をとる。

夜の力と混ざり、自分を投げ捨てる。


10年ほど前ですが、多分、ミンデルの「24時の間明晰夢」からの抜粋だと記憶してるけど定かではない・・・



ユング派で、量子物理学出身のミンデルさんは、クライアントとの「身体症状」のとり組みから、オーストラリアのアボリジニーのドリームタイムに強く惹かれ、

夢と身体を一体のものとする ドリームボディという存在を想定するようになり、シャーマン的要素と心理学を融合した「プロセス指向心理学」を創設しました。

ちょうど、ペルー先生の不思議な治療を体験しはじめた頃で、興味シンシンだったのですが、結局のところ、「百聞は一見にしかず」で、

理論より実践というか、現実の体験の方が全然面白くって、1年通った「プロセス指向心理学」の勉強会で知り合ったカウンセラーのおばさま達も、ミンデル派からペルー派に転向させちゃいました♪

<小さな煙はあたかかい心をもたらし、すべての人の未来を心配する>というのが、いいですね~
シャーマンだろうが、銀行員であろうが、ごーまんになったらお終いです。

ところで、12月14日の誕生日の翌日に具合が悪くなって、スグに回復した蘭ちゃんですが、1月14日の翌日、キャーんと悲鳴あげて、突然、3本足で歩くようになったのです。

左前足が痛いらしく、やはり老犬だから関節炎か?と、心配しつつ1週間後、十数年来世話になってるトリマーさんが来て、自宅でトリミングしたら、なんと嘘のように治ってしまったのです!

そのトリマーさんは、バッチフラワーのことで、友人と一緒にうち来てたりしてたので、お店でのトリミングが体力的にキツくなった昨年からは、休みの日に個人的にお願いしてます。

超大型ショッピングモールの中にあるお店に連れていくと、ブルブル震えちゃう小心者の蘭ちゃんですが、おうちでトリミングだと、全然へーきで、彼女を信頼して慕っているのが良くわかります。



4ヶ月ぶりのトリミングで、トリマーさんいわく足は全然問題ナシ。「演技派女優」なんて言われてしまったけど、彼女が来る直前まで3本足だったのです??

最初は「仮病だ~」とビックリしたけど、もしかしたら、蘭ちゃんの足はドリームボディだったのかも。だってほんとうに痛そうで、食欲はあるけど、どこか元気なかった・・

ミンデルさんが言ってるように、痛みとか、身体症状って、一種の夢のようなものなのかもしれない。あるいは、私の中の記憶が再生して、同じような症状を引き起こしたのかも。一ヵ月前も3本足になっていたのです。

恐怖や不安が病気を引き起こす・・わかっていても、自分や家族のこととなると中々・・ですね。

そんなとき、「小さな煙はあたかかい心をもたらし、すべての人(ペット?)の未来を心配する」心優しいトリマーさんのシャーマン力で悪夢から目覚めた!

しかし、シャーマントリマーさんも、前回来た時に、彼女の母親が飼う11歳のテリア犬の手術をするか否かで悩んでいたので、お礼にこの本をお貸ししました・・・

http://p.booklog.jp/book/56892/read

そして私は、おみやげのクマさんと元気に遊ぶ蘭ちゃんを見るにつけ、これからは、誰もがシャーマンの時代だなあ~って、実感しつつ、蘭ちゃんと一緒にバッチフラワーを飲み始めました!















  


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2014年01月15日

寒い小正月に神戸の幻日と水漏れを憂う



あっというまの新年で、もう一月も半ば、今日15日は小正月であります。
我が家では、あの3.11の直前から、なぜか突然、実家の父のおふれがあり、この日は「あずき粥」を食するようになりました。

何でも水難を防ぐという意もあるそうで、タイミング的にはぴったりだったので、一応続けています。
まあ、「お正月のご馳走で疲れたお腹をいたわる」という意味でも、いいことでしょう。

ほんとうにつくづく、食べることは生きることなんだと、
年末に突然、愛犬の蘭ちゃんが死にそうになって思いました。

光(合成菌?)を食べて生きていく・・新らしい人間には充分可能だと思ってますが、

すっかり回復した蘭ちゃんが、お正月、生まれてはじめて食べるローストビーフやら大間の中トロに、夢中になってる姿を見て、やはり、食べるという行為は健康面からだけでなく、喜びの表現なんだって思いました。

今までは、健康第一のごはんでしたが、どうせなら、美味しいもの食べさせてあげたいです。

19歳のドラ猫クレちゃんも、最近はカリカリが食べづらくなってたようで、中々気がついてあげられなくて、可哀想なことをしました。

明け方にあまりにうるさく泣き叫ぶので、バッチフラワーを処方したのですが、そうしたら、私の方が「気づいた」のです。ペットや子どもの問題行動は、だいたいにおいて養育者の問題でもあります。

クレちゃんには健康面から、サイエンスダイエットのカリカリだけだったのですが、最近、缶詰もあげるようになったら、そりゃ喜んで、よく食べること!まだまだいけそうです。

クレちゃんも蘭ちゃんも、ひょっとして飼い主も・・しっかり高齢化してるんだな~

で、蘭ちゃんは、自分の誕生日の12月14日に突然具合が悪くなったわけで、
その一ヶ月後の昨日、1月14日、神戸に幻日が出たそうです。



幻日って、どこかで聞いたような、そうだ以前に日暈を調べて見つけたコレでした。

日暈は別名白虹ともいうが、中国では古代、白虹が太陽を貫くことは、兵乱の兆しとされた。白虹は干戈を、日は天子を表すという。司馬遷 (紀元前145年 - 没年不詳) の『史記』鄒陽列伝に「白虹日を貫けり。太子畏ぢたり」とあり、燕の太子丹(たん)の臣、荊軻(けいか)が始皇帝暗殺を謀った際、白い虹が日輪を貫き、暗殺成功を確信させたが、それでも丹は計画の失敗を恐れたという故事が見られる。他にも「彗星(妖星)の飛来」「太陽が2つ現れる」などが兵乱、大乱の予兆といわれるが、2つの太陽とは「幻日」のことであり、それと同時に観測されることが多い「幻日環」がここでいう白虹のことではないかとする説もある。また、戦前の大阪朝日新聞が報道記事に「白虹日を貫けり」という文言を掲載したために当局より弾圧を受けたという事件が起こった

ウィキペディアより

で、同じ神戸で年末にこんな光景も見られた・・

ゆらゆらと海上に浮かんだように見える神戸の街並み=29日午後、淡路市南鵜崎から

蜃気楼現象で、まやかしの海があらわれたらしいもですが、水難がらみで何か気になったら、やはり14日で、こんなニュースが引っかかりました。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/tokyo_gubernatorial_election/?id=6103733

またまた出てきた小泉さん。郵政民営化で日本を売り、自民党をぶっつぶして民主にやらせて、3.11勃発。さて、これからが本番なんでしょうかねえ?

個人的な感想ですが、この人が出てきてから、日本人の気持ちが分断されたように感じます。彼が唱えたことは、反対の効果をもたらしたことを、ちゃんと学習しなきゃね。

ちなみに蘭ちゃん、先月の14日以来、やたらと水を飲み、大量のおしっこをするのです。ペットシーツが3倍必要になった!

それはもちろん病気とか高齢化のせいなんでしょうけど、実家では、正月早々、風呂場の水漏れが発覚したりして、お金も水も放射能も、これ以上、漏れたりしませんよーに!  


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2013年12月30日

義母の笑顔に輝く2014年を願う



一昨日の清里は、降ってはいないけど、あたり一面雪景色でした。

先週は、老いた愛犬プードル蘭ちゃんの介護のために、お留守番で、帰宅した旦那から、もう雪だよ!とは聞いていたのですが、2週間の間に別世界にシフト!

外気温は、到着した朝10時頃で、マイナス5℃。凍える寒さなんだけど、白銀の世界にテンション高まります。

とはいえ、老犬蘭ちゃんには、この寒さは酷みたい。そういえば、調布市にお住まいの、お隣の老夫婦も、最近は、まったく来なくなりました。



伐採した木で作った、お隣との境の土留めも、こんなに雪が積もってます!


蒔きストーブ設置計画は、やっとレンガ積みが終って、床に佐久鉄平石を張る作業に入りました。



ハンマーで割って、ダイヤモンドカッターで形を決め、パズルのように組み合わせて配置を決めるのですが、オーストラリアのレンガより、佐久鉄平石の方が硬いそうです。

しかし、ダイヤモンドって、石をも切る強度があるんですね。炭素って燃えるそうだけど、炭も炭素であり、何かと生活に役立つモノではあるようです。

西荻窪の義母が90歳超えても、元気でいられるのは、いまだに現役で寺子屋みたいな書道教室していて、墨汁とともに暮らしているせいもあるかも知れません。

20数年前、義父が亡くなった頃に糖尿が出て、かかりつけの内科のお医者さんで、定期的に血液検査してますが、もう「どこも悪いところはない」とのことで、何でも好きなものを食べていい、と言われたそうです。

大正生まれで、結婚するまでは外科の看護婦さんだったので、病院には親近感があるようで、きっと、いい先生にもめぐりあえたのでしょう。結果良ければ、すべて良しです。

とはいえ、ペルーの先生のこともスグに興味を持って、3回ほどみてもらいました。坐骨神経痛のためですがねェ・・・

山形育ちの義母は、子供の頃から「いたこ」と接していて、こういう方面にも抵抗がないようです。で、先生いわく、「しっかりしてるね。全然問題ないよ」でした。

しかし、この乙女座のお義母さま、実は子宮にガンがあることが7年ほど前、ちょうどペルーの先生に診てもらった頃に検査でわかり、しかし、もう年なので、そのままにしておくことになったそうです。

これは最近になって、義姉から聞いた話で、私達は知らないことになっているんだけど、義母じたいも、すっかり忘れているみたい・・・で、何らガンの影響を受けていない。

3年ほど前、久々に我が家に来たペルーの先生が、義母の米寿のお祝いの時に撮った写真を見て、「お義母さん、輝いてるね。先生だね・・」って、言ってました。

老犬蘭ちゃんも、お乳のところにしこりがあって、良性だか悪性だか調べてないのでわからないのだけど、永田高司という獣医さんによれば、そういったレッテル貼りより、生活の質に問題が起きてるか否かが重要だとのことです。

今回の不調も、ペルージュニアのアドバイスもあり、自宅でいろいろやったら、もうすっかり元気になりました。蘭ちゃんも義母にあやかり、輝く老後で天寿をまっとうしてもらいたいものです。

それにしても、あっというまの1年でした。

このブログでは、何となく気になることを書いていたのですが、コメントでいろいろなことを教えてもらい、ほんとうに勉強になりました。

そういえば、一時期、妙に気になっていた、ニュートリノの生みの親、パウリがはまった137という数字について、面白いことを書いてある記事を見つけました。

http://ameblo.jp/code135/

137という数字は、太陽の周期と密接な関係があり、地球人類の生成にも関連している。ようするに識別番号のようなものだ。これは、太陽の国の印章でもあり、この式こそが太陽の国の扉を開けるカギとなるのだ

扉を開けるカギ・・・いい言葉ですね~。そういえば、めったに夢をみない(覚えてない?)旦那が、昨日は、青空に多数のUHOが出現している夢をみたそうでうで、

ひょっとしたら、いよいよ(14、14)かな~と、2014年が楽しみです。

どちらにしても、先の獣医さんの話といい、本もネットも、今後は、ほんとうのことを語る人達がどんどん増えていくことを願います。


http://p.booklog.jp/book/56892/read

それでは皆さん、良いお年を!









  


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2013年12月23日

宮部みゆきさんの誕生日に弁護士の資質を想う



これは、エルムの木で、日本ではハルニレと言われたりします。北欧神話では、神がエルムの木に魂を与え人類最初の女性になった、そうですが、「エルムの書」という架空の古書を題材にした、宮部みゆきの「英雄の書」を読みました。

今日は天皇誕生日なんだけど、宮部みゆきさんの誕生日でもあります。日本の現代小説って、あまり読まないのだけど、彼女の作品はわりと好きで、けっこう読みました。

「龍は眠る」「理由」「火車」「模倣犯」「楽園」など、どれもいっき読みできる面白さで、ストリーテラーとして職人的スゴ技に感心していたのだけど、

その彼女が、2010年に「もう殺人は書きたくない」と言っていたそうです。
http://silverring.blog6.fc2.com/blog-entry-346.html

アーサー・コナン・ドイルが、霊界から「人々を恐がらせる描写をしたことを後悔している」と、通信してきた話は有名だけど、猟奇殺人を扱った「模倣犯」を書いて、感じるものがあったらしい。

彼女の人物描写力からして、繊細で他者の気持ちがよくわかる人であろうから、わかるような気もするけど、この宣言の直前に刊行された「英雄の書」には、やはり、それ以前に読んだ小説と、、どこか違うニュアンスを感じました。

物語は、「エルムの書」という、魔力をもった秘宝の古書を手にしたために、<英雄>と、その表裏一体の<黄衣の王>に憑かれて、

最後の器・・になってしまった中学生の兄を救おうとする小学生の妹の話、で、正直、ストーリーはあんまり面白くなくて、彼女の作品では、はじめて、途中で眠たくなったりしました。

しかしながら、このタイミングでこの本を読んだことには、すごく感謝しています。

無名の地(あの世のこと?)で、右回りと左回りの大きな大きな車輪を、ただただひたすら廻し続ける、無名僧達は、何万人いても、たった一人で、皆同じ顔、テレパシーですべて通じあえる。

個性があるから誤解も生じる・・言葉の不自由さ、多義性は、人間ならではの醍醐味なんだ。

右まわりの車輪は、「幸あれ」と物語を送り、左まわりの車輪は「慰撫」とともに、物語を回収して、リサイクルして又送り出す。

で、この世の物語、つまり想念は、言葉で綴られないと「ハナレモノ」として、取り憑いたりするし、強い力のある物語は、書物に封印されて、取り扱い注意のモノになる。

たとえ架空の物語でも、現実的なパワーのある実態になるって、みゆきさん感じちゃたのかな?

だから、もう殺人事件は描きたくないって・・・

だけど、彼女の作品にはいつも愛の目線があって、へんな影響を受けたことは一度もなかった。ベースが明るくて、希望を持たせてくれる感じなのです。あっ、そうか、だから彼女の方は、まいっちゃったのね。カウンセラー体質なんだ、きっと・・・

最新作「ソロモンの偽証」は、法廷ものみたいだけど、彼女は速記者として法律事務所に勤めていたそうです。弁護士とは、もともと不利な立場の人の代弁人として、物語を紡ぐ人であり、カウンセラーでもあるのだけど、

今の日本での弁護士って何だかピントはずれのようで、アニメや小説の作家さん達に期待した方がいいかも?

「ソロモンの偽証」、ひさびさに図書館でリクエストしたけど、300人以上の待ちでした、さすが!







  


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